こんにちは、宮島です。
皆さんは大河ドラマをご覧になるでしょうか?
私は歴史好きというわけではありませんが、
2009年の「天地人」あたりから観ています。
「天地人」は越後の武将・直江兼続が主人公で
面白かった記憶があります。
次の年の「龍馬伝」も面白かったですね。
歴史の中でドラマにして面白いのは
やっぱり戦国時代と幕末なのではないかと
個人的に思っています。
戦国時代の織田・豊臣・徳川は
誰でも知っているでしょうし、
幕末の新選組や徳川慶喜・西郷隆盛なんかも
有名ですよね。
そんな中、再来年の大河ドラマが発表されました。
今やっている「べらぼう」は戦国でも幕末でもなく、
来年の「豊臣兄弟!」は戦国。
その次が「逆賊の幕臣」だそうで、
これは幕末の幕臣・小栗忠順が主人公とのこと。
あんまり有名ではないので
皆さんご存知ないと思います。
明治維新が今の日本の礎となっていることに
間違いないと思いますが、
私は明治新政府が
全面的に正しいとは思っていません。
幕末に起こった戊辰戦争は
日本人同士が戦った激しい内戦です。
ご多分に漏れず歴史は勝者が書き換えますが、
単純に薩長=正義=官軍、
徳川幕府=悪=賊軍とはいきません。
以前では考えられませんでしたが最近では
明治維新を批判するような書籍も出ています。
そんな書籍の受け売りでしかないですが、
越後長岡藩が幕府側だったこともあり、
新潟県人としては明治維新批判も
一理あると思うようになりました。
そんな中で見つけたのが小栗忠順です。
小栗は旗本の家に生まれ、
外国奉行や勘定奉行、軍艦奉行等を歴任しました。
率直にものを言うので
すぐにクビになったりもしますが、
その優秀さからまたすぐに重責に抜擢されます。
主な功績としてアメリカに使節として渡り、
様々な知見を持ち帰ります。
かの地の金属加工技術に驚き、
ネジを持ち帰ったのは有名な話かもしれません。
日本初の株式会社を設立したり、
幕府に洋式軍隊を整備したり、
横須賀製鉄所(後の造船所)を建設したりと
幕府の立て直しに尽力します。
恐らくまともにやり合ったなら、
幕府が勝っていた可能性すらあるようです。
しかし主君の徳川慶喜が
新政府に恭順の姿勢をとったため、
小栗が戦うことはありませんでした。
そして上野国(今の群馬県)に引っ込んで
のんびり暮らそうとしますが、
有能すぎたがために新政府軍に捕らえられて
処刑されてしまいます。
そんな優秀な人がそんな目に。なんか悔しい。
長岡の河合継之助も
新政府軍と話し合おうとしましたが、
拒否されて止む無く戦い非業の死を遂げます
(+町人を含む長岡藩の人たちも
大勢亡くなりました)。
だから私は何となく薩長が嫌いです。
日露戦争でロシアを破った東郷平八郎が、
「ロシアに勝てたのは小栗が
横須賀造船所を作っておいてくれたおかげ」
と後に小栗の名誉を回復しているそうです
(因みに東郷は薩摩の人)。
そんな人物が主人公の大河ドラマを
とても楽しみにしています。
~Information~
春のガス器具&リフォームキャンペーンを
開催中です!
最新ガス器具の展示や
お風呂・トイレなどのリフォームの相談まで
幅広く対応させていただきます。
ご家族・ご友人お誘い合わせの上
ぜひご来場ください!